Keyword - インターネット不動産のキーワード -
インターネット不動産のキーワード
インターネット不動産には、いくつかのキーワードがあります。このキーワードを理解することがインターネット不動産経営の成功の秘訣であり、本書をより深く理解していて頂くための、まさに重要なキーとなります。
キーワードのいくつかは、前著「街の不動産屋さん、“待ち”の経営から抜け出す」で詳しく記載しています。本書と合わせて購読いただければ、勝つためのセオリーが見えてくると思います。
「街の不動産屋さん、“待ち”の経営から抜け出す」の詳細は、こちら。
利益は努力の対価
インターネット不動産で大切なことは、「まじめに当たり前のことを当たり前に、実直にやり続ける」ことです。
インターネット不動産では、相手は顔の見えないお客さん。苦労してホームページにたくさんの物件を掲載しても、次の日に即、問い合わせがたくさんくるとは限りません。また、問い合わせがあっても、素性は分からない方が大半。こちらから返信してあげてもなかなかリアクションがありません。資料請求に対応してあげて物件情報を送ったらパッタリと音信不通・・・なんて事は日常茶飯事。顔が見えない分、疑心暗鬼になりますね。
でも、問い合わせをしてくるお客様も同じ気持ちなんです。ホームページを1回見ただけではどんな不動産屋さんは分かりません。資料請求しても比較検討している段階では、すぐに返事をすることはしません。他のホームページと比較してある程度長く見ていくことで、最終的に「ここの不動産屋さんは良さそうだからここで決めよう!」となるわけです。
大事な事は、その比較検討している段階で「安心感」を高めていってあげることです。そのためには、「毎日更新」をしたり、「こまめなメールフォロー」をしたりすること。手ごたえがなくてもずっとやり続けることで結果が出てくるようなるのがインターネット不動産です。「楽して儲ける!」はありません。利益=日々の努力の積み重ねの結果です。
ですから、「やると決めた実務をきちんとやる続けることが、どんな戦略的な手段よりも大切」なのです。
ゴールデンルール
インターネット不動産では、毎日運営を行っているとおのずと感じてくる成功へのルールがあります。それが、「ゴールデンルール」。このゴールデンルールは各社さんの日々の運営から出てくるものです。ですから、各社さんまちまち。必ずこうすれば全員に当てはまる成功のルールというものでもありません。でも、根底にある共通する部分は存在します。それは、「お客様に向けて、まじめに対応すること」です。
たとえば、ある不動産屋さんのゴールデンルールは「メールの問い合わせには1時間以内に回答する」とします。それを聞いた別の不動産屋さんでは「うちは1人だから絶えずパソコンを開いてるわけじゃないのでそんな対応は無理!」という人もいますよね。「とりあえずメールが着たら、確認でき次第返信する」くらいで考えたとします。問い合わせメールが来だしたとき、忙しくて通常2日間前後で返事をしています。返事はなかなか返ってきませんでした。
ある朝、問い合わせメールが来ました。時間があったので午後に返事を出したら、お客様からもすぐに返事が着て、最終的に決まりました。契約時にお客様から「おたくが一番早く返事をくれたので決めたんですよ!」と聞いて、「やっぱり返事は早く返すことが良いな!」と実感すれば、「とりあえずメールが着たら、確認でき次第返信する」ではなくて、「(うちは忙しいから1時間以内は無理だけど)その日のうちに返事をだすようにしよう」となるはずです。そして、契約の確立が高まってくれば「メールの問い合わせは、その日の内に回答する」とルールとして確立します。これが、ゴールデンルールです。