Introduction - まちふどから1年 -
まちふどから１年
不動産経営にインターネットを活用するための手引書として前著「街の不動産屋さん、〝待ち〞の経営から抜け出す」（略して「まちふど」）を上梓してから、一年が過ぎました。「日本中のいろいろな地域で、それぞれの土地に根ざし、実直で良心的な商いをしている街の不動産屋さんのために」との思いから書いた本は、実に多くの〝街の不動産屋さん〞に手にとってもらいました。いろいろな反響も頂戴しました。前著「まちふど」の主役は、インターネットと消費者でしたから、全世界共通のテクノロジーを基本に、消費者側に立って著した内容です。ですから、どこの地域でも通用したのでしょう。これが、読者のみなさんからの広い支持を得た理由だと思っています。
インターネットのお客さん
インターネットを消費者はどのように使っているのでしょう。インターネットに親しんでいる消費者は、実は、簡単にモノを買いません。こうしたインターネットの現状は、きっちりと把握しておく必要があります。インターネットに親しんでいる消費者はじっくり見て、見て、見倒して、それからやっと選択します。つまり、裏も表も隠しようがない、ごまかしが効かないのです。
だから成功事例が生まれた
お客さんはじっくり見て、見て、見倒して、それからようやく選択します。ですからインターネット不動産は地道な努力を真面目に続ける必要がありました。そのことを実践したのが本書で紹介する１１社です。１１社の皆さんは、本当にお客さんのためを思って真面目に取り組んでいる不動産屋さんです。
個々の皆様がどんな取り組みをされたかについては、本書でご確認ください。